ランプグラのアームはは人間の手足のような
構造を持つと言ってル・コルビュジェも
賞賛していました。
アームとアームをつなぐ部分がまるで人間の
関節のようになっていて自由に動きます。
エルボーは肘です。
なので「ダブルエルボー」と言われるタイプは
肘がダブルについているので自由自在にかたちを
変えられます。
こうしたり
さらに
こんなに伸ばしたりもできます。
おそらくル・コルビュジェはアームを曲げたり伸ばしたり
あっちに向けたりなどしながら広い図面台の上を
自由に照らして使っていたと思います。
ダブルエルボータイプはランプ・グラの中でもレアで貴重な
モデルです。
さらにこちらはニッケルタイプです。
ランプ・グラといえば黒色が主なので
ニッケルタイプはとてもめずらしいです。
しかもこのランプはコネクティングロッドがプレート状に
なっているので初期モデルです。
ランプグラは1921年に発明されました。
最初は発明家のBernard Albin GRAS氏がパリの工房で
作っていました。
その後、他のオーナーの手に渡り、1922年に
安全のためにコネクティングロッド部分もチューブ状に
改良されます。
やはり動きは自由です。
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