1920年代に発明家のベルナール・アルヴァン・グラが
ランプ・グラを発明するまでは工房、アトリエなどで
使える機能的なランプはありませんでした。
当時のことを想像すれば相当に画期的なランプだったと
思います。
でも「どうだ!」というような装飾もなく
シンプルなデザインが今見てもかっこよすぎます。
当時のランプ・グラはキットとして
配線もされないまま売られていたそうです。
「LE CORBUSIER ET LA LAMPE GRAS」の本によれば
ランプ・グラをこよなく愛し、自身のアトリエも自宅も
建築作品にもすべてランプ・グラを使っていた
ル・コルビュジェは配線にあえて太いゴムのコードを使い、
しかもコードはアームの中を通さず無造作に外に巻きつけ、
テープではりつけていたそうです。
ランプ・グラだからこそそんな使い方もなんとなくかっこいいと思えます。
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