セルジュ・ムーユ(1922-1988)は子供の頃
パリの植物園に行ってはいつもスケッチをして
いたそうです。そこで彼は特に貝殻や動物の骨の仕組みに
魅了されていたそうです。
「なるほど、だからセルジュ・ムーユの
デザインするランプは昆虫だったり貝殻のようだったり
植物のようなのだ」
と思いました。
1950年代にセルジュ・ムーユがデザインして作った
ランプはどれも不思議な形をしています。
OEIL「目」という意味のウオールランプです。
同じランプです。でも角度を変えてみるとかたちが違って見えます。
小さくてかわいいです。
こちらはデスクランプです。
でも壁につけるウオールランプにもなるように
作られています。
こちらはアグラフェ。
セルジュ・ムーユは1950年代当時、他の照明デザイナーたちから
どうやって作っているんだろう、もしかしてすごい
型押し機を持っているんじゃないかと言われていました。
でも
「実はメタルのシートを切ってそしてあとは手作業でかたちを
作っていった。かなり原始的な作り方だった」
と1980年代に本人が語っています。
そんなふうにして有機的なかたちのランプたちは作られたようです。
ランプの掲載はこちらです→maison de clozzet LIGHT
カテゴリー:LAMPS,Serge Mouille | trackback(0)
タグ:セルジュ・ムイユ, ミッドセンチュリー, ランプ
トラックバック
トラックバックURL: https://www.clozzet.com/wp/archives/1623/trackback